「意味がわからなくてもいい」お経がそっと心を整える理由

1月も半ばを迎えましたが、年末年始はどのように過ごしましたか?

こんにちは。ほと子です。

新しい年が始まると、「今年はどんな1年になるかな」「何か新しいこと、始めてみようかな」なんて考えることもありますよね。気持ちを切り替えたり、これからのことをぼんやり思い浮かべたりすることの多いこの時期は、いつもより、自分の心に目が向きやすいのかもしれません。

そんな1月のテーマとして、今回は「お経」を取り上げてみました。内容は、
「意味がわからなくてもいい」お経がそっと心を整える理由
「Why Buddhist Chants Can Quietly Calm the Heart—Even If You Don’t Understand the Words」

お寺や法要で耳にすることはあるけれど、「お経って、結局何のために読むんだろう?」「意味がわからないまま聞いていていいのかな?」と、なんとなく気になったことがある方もいるのではないでしょうか。ここでは、お経についてわかりやすくお伝えしていきます。

そもそもお経とは何?

「お経」と聞くと、ちょっと難しそうなイメージがあるかもしれませんね。シンプルにいうと、お釈迦さまの教えをまとめたものが、お経です。「経典(きょうてん)」や「仏典(ぶってん)」ともいいます。

英語では Sutra(スートラ) と呼ばれていて、「糸のように教えをつないだもの」という意味があります。たくさんの教えを、途切れないようにつないでいこう、というイメージです。

 

お釈迦さまは、35歳で悟りを開いてから80歳で亡くなるまでの45年ほどのあいだ、いろいろな場所でたくさんの人に向けて教えを説いたと伝えられています。その教えは、最初から1つにまとまっていたわけではなく、その場その場で語られたものでした。

お釈迦さまが亡くなったあと、「この教えをちゃんと残そう」と弟子たちが集まって内容を確認し、整理したものが、少しずつ“お経”の形になっていきました。これを「仏典結集(ぶってんけつじゅう)」といいます。

そうして残されたお経は膨大な数にのぼり、「一切経七千余巻(約7000巻)」ともいわれています。多くの人に向けて、いろいろな言葉が残されてきたのですね。

お経の役割って?意味がわからないお経でも心が落ち着く理由

では、お経にはどんな役割があるのでしょうか。大きく分けると、2つあります。

 

ひとつは、生き方のヒントを伝えることです。お経には、「どう生きるか」「苦しいときにどう考えるか」といった、誰にとっても身近なテーマがたくさん詰まっています。

たとえば、仏教には「すべてのものは変わっていく」や「こだわりすぎると、かえって苦しくなる」といった考え方があります。仕事で思い通りにいかなかったときや、人間関係でモヤモヤしたとき、子育てで余裕がなくなったときなどに、お経が助けてくれることがあるかもしれません。「今はそういう時期なのかも」「少し力を抜いてもいいのかも」…そんなふうに考え方の選択肢を増やしてくれるのが、お経の言葉です。

 

そしてもうひとつの役割が、心を静かに整えることです。お葬式や法要でお経が読まれるのは、故人を思うと同時に、残された人が気持ちを整理するためでもあります。

静かな声でお経が読まれていると、その場の空気が落ち着いていくのを感じることがありませんか。悲しみや緊張でいっぱいだった気持ちが、ほんの少しゆるむこともあります。

「ありがとう」「お疲れさまでした」といった、言葉では表しきれない気持ちを表す時間として、お経が読まれています。

お経は、聞いているだけでもOK

お経って、「ちゃんと聞かなきゃ」「意味を理解しなきゃ」と思うと、少し身構えてしまいますよね。でも実は、ただ聞いているだけでも大丈夫なんです。

言葉を理解しなくても脳が反応する仕組み

お経には独特のリズムがあって、同じ調子で読む声が続いていきます。その声をぼんやり聞いていると、気づいたら呼吸がゆっくりになっていた、なんてこともあります。瞑想というより、深呼吸しているときに近い感覚かもしれません。意味がわからなくてもOK。お経に耳を傾け、静かな時間をそのまま過ごすだけで十分です。

たとえば、法要の場で「今は何をすればいいんだろう」と迷ったときも、座って、静かに聞いていれば問題ありません。その場にいること自体が大切な時間になるのです。

よく耳にするお経。

お経にはたくさんの種類がありますが、参列する側が細かく覚える必要はありません。「こんなお経があるんだな」「この名前、聞いたことあるかも」くらいの感覚で十分です。

ここでは、法要やお寺で耳にすることの多い、代表的なお経を少しだけご紹介します。

 

般若心経(はんにゃしんぎょう)

有名なお経のひとつで、名前を聞いたことがある方も多いかもしれません。

「空(くう)」という考え方を通して、「物事にとらわれすぎなくていいんだよ」と教えてくれるお経です。全部で262文字という短いお経ですが、仏教のエッセンスがぎゅっと詰まっています。宗派を超えて読まれているので、法要やお葬式で耳にする機会も多いのではないでしょうか。内容を理解しなくても、「有名なお経なんだな」と知っているだけで大丈夫です。

阿弥陀経(あみだきょう)

極楽浄土のお話が出てくるお経で、浄土宗・浄土真宗で大切にされています。

「救われる」「導かれる」といったイメージがあり、通夜や法要など、落ち着いた雰囲気の中で読まれることが多いお経です。流麗で穏やかな響きが特徴で、後半では阿弥陀仏という名前が繰り返されるため、聞いていると「自然と気持ちが落ち着く」と感じる方もいるかもしれません。

法華経(ほけきょう)

「誰ひとり取り残さない」という考え方を大切にしているお経です。

正式には「妙法蓮華経(みょうほうれんげきょう)」といいます。「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」という言葉を耳にしたことがある方も多いかもしれませんが、「南無」には「帰依する」という意味があります。 内容は少し難しく感じることもありますが、「すべての人に向けた教えなんだな」と受け取るだけでも十分です。

 

「南無妙法蓮華経」「南無」の意味はこちらです。

参考サイト

https://www.famille-kazokusou.com/faq/manner/post-385.html

https://soogi.jp/news/1853

https://www.sugiurahonten.com/column/nam-myohorengekyo

まとめ

お経は、頑張って理解しなくても大丈夫。生き方のヒントが詰まっていたり、気持ちを整えるきっかけになったりする、案外身近なものなんです。お寺や法要でお経を耳にしたとき、「あ、これのことかも」と、思い出してもらえたら嬉しいです。

過去記事で、読経をする際のポイントなどをまとめたものがあります。
あわせて読んでみてください。

ほとけ便り流・読経のおすすめポイントや効果

参照サイト

https://mazdoya.co.jp/jyumokusou_flowerge/column/column136/

https://toyama-jobiyaku.co.jp/shop/information/column-staff08

https://www.famille-kazokusou.com/magazine/manner/135

https://shoraku-ji.com/%E4%BB%8F%E6%95%99%E3%81%AB%E3%81%BE%E3%81%A4%E3%82%8F%E3%82%8B%E3%81%8A%E8%A9%B1/1063/

https://maimai-slowly.com/okyo-meaning/?utm_source=chatgpt.com

https://i-hokuryoreien.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/2672

https://www.nichiren.or.jp/hokekyo/id1/

ほと子’s choice

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