暦の上では立春を迎えましたが、まだまだ寒さが厳しい毎日ですね。
こんにちは。ほと子です。
最近、なんとなく気持ちがバタついたり、余裕がなくなったりすることはありませんか?厳しい寒さが続き、日照時間が短いと、気分が落ち込む人が多くなると言われています。年度末が近づき、仕事や家庭のことで慌ただしくなり、気づけばイライラ。そんな自分に、ちょっと疲れてしまうこともありますよね。
実は仏教は、こうした感情との付き合い方をとても丁寧に考えてきた教えです。心の取扱説明書(トリセツ)のような存在。感情をどう扱えばラクになるのか、そんなヒントがたくさん詰まっています。
今回は、イライラや執着、落ち込みといった感情を切り口に、仏教の教えを「心の整理術」としてご紹介していきます。日常でそのまま使える考え方を、肩の力を抜いて見ていきましょう!
目次
1,仏教とは“心の扱い方”を学べる学問
2,イライラするとき、仏教ではどう考える?
3,「執着」って、どんなときに生まれる?
4,落ち込んだときに読みたい、仏教の言葉
5,まとめ
6,ほと子’s choice
仏教とは“心の扱い方”を学べる学問

仏教とは、約2500年前にお釈迦様(ブッダ)が説いた教えです。人間が苦しみから解放される道を示すことを、大きな目的としています。
仏教では、感情を「ダメなもの」として否定したり、無理に抑え込んだりしません。イライラする気持ちも、落ち込む気持ちも、「そう感じるのには、ちゃんと理由がある」と考えます。まず大切にしているのは、いま自分の心がどんな状態なのかに気づくことです。
「いま、ちょっとイライラしているな」…そんなふうに、少し距離を置いて自分の気持ちを眺めるだけでも、心はずいぶんラクになります。仏教は、日常で使える”心との付き合い方”を教えてくれる、実用的な知恵なのです。
イライラするとき、仏教ではどう考える?

イライラや怒りは、できれば感じずに過ごしたいものですよね。仏教では、こうした感情も「誰にでも起こる自然なもの」ととらえます。イライラしないことではなく、イライラしたときにどう向き合うか、という視点を大切にしています。
怒りの心は「瞋恚(しんい)」と呼ばれ、108ある煩悩の中でも、心を乱しやすい感情のひとつとされています。仏教では、怒りそのものを否定するのではなく、その正体に気づくことを大切にしてきました。
イライラの原因は出来事そのものではなく、「こうしてほしかった」という期待にあります。仏教風にいうと、「思い通りにしたいという欲の心が妨げられた」ことが、怒りやイライラにつながるのです。
だからこそ、無理に感情を抑え込む必要はありません。「あ、いまイライラしているな」と気づくこと。それだけで、イライラの勢いは少しずつ弱まっていきます。まずは一歩引いて、自分の心の様子を眺めてみてください。それが、怒りやイライラした感情と向き合う第一歩です。
「執着」って、どんなときに生まれる?

「執着」という言葉を聞くと、恋愛やお金の話を思い浮かべる方も多いかもしれません。でも仏教でいう執着は、もっと身近で、誰の心の中にも自然に起こるものとされています。過去の出来事や結果、評価が気になって頭から離れない状態も、そのひとつだと考えられています。
仏教では、この「手放せなくなっている心の状態」を執着と呼び、苦しさの原因のひとつとして捉えてきました。執着そのものが悪いわけではありません。ただ、それに気づかないまま過ごしていると、心が疲れやすくなります。
執着の根っこにあるのは、「こうあるべき」「こうであってほしい」という思いです。
恋愛では相手に期待しすぎてしまったり、仕事では評価や結果にこだわりすぎてしまったり。身に覚えのある方もいるのではないでしょうか。期待が強くなりすぎると、思い通りにならないと、モヤモヤしたり、落ち込んだりしやすくなります。
仏教的な向き合い方は、とてもシンプルです。すべての執着を手放そうとしなくても大丈夫。「まあ、そういうこともあるか」と、少し力を抜くだけで、心はずいぶんラクになります。
執着をなくすのではなく、こだわりを強くもちすぎない。それくらいの距離感が、ちょうどいいのかもしれません。
落ち込んだときに読みたい、仏教の言葉

落ち込んでいるときは、頭では「そのうち落ち着く」とわかっていても、心では「この状態がずっと続いていく」と感じてしまいがちです。仏教では、そうした気持ちも無理に打ち消すのではなく、自然な心の動きとして受け止めます。
仏教の考え方に「無常(むじょう)」という言葉があります。これは、「すべてのものは変わり続けている」という意味です。楽しいことも、辛いことも、ずっと同じ形では続きません。
落ち込みが強いときほど、「いまはそういう時期なんだな」と捉えるだけでも、心の重さは和らぎます。
また仏教では、「人と比べることで苦しさが生まれる」とも考えます。気持ちが沈んでいるときは、他人と自分を比べてしまいがちですが、人それぞれ歩く速さも、進む道も違
います。比べるのをやめて、自分に意識を戻すだけでも、気持ちは少し軽くなります。
まとめ
今回は、感情に振り回されそうなときに役立つ、“心のトリセツ”と言える仏教の考え方をご紹介しました。イライラしたり、執着したり、落ち込んだりすることは、誰にでもあるものです。
仏教が大切にしているのは、感情を消すことではなく、うまく距離をとる視点です。少し立ち止まって気づいてみる、少し力を抜いてみる。それだけでも、心の重さはずいぶん変わってきます。
忙しい毎日の中で、ふと思い出してもらえる場面があったら嬉しいです!
他にも、ふと思い出して心に響く言葉をご紹介しています。
「桜梅桃李」あわせて読んでみてください。
参照サイト
https://note.com/seikokuj_eidai/n/n94f3019a1dbe
https://true-buddhism.com/teachings/anger/?utm_source=chatgpt.com
https://kotobank.jp/word/%E7%84%A1%E5%B8%B8-140483
ほと子’s choice
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