いまさら聞けないギモン!〜仏壇って買い替えてもいいの?

朝からセミの大合唱! 夏真っ盛りですね。

こんにちは、ほと子です。

みなさん、厳しい暑さが続いていますね。

さて今回は、「仏壇って買い替えてもいいの?」というお話です。

「古くなって傷んできた」「大きすぎて置き場に困る」などの声を、耳にしたことはありますか?なんとなく仏壇って、勝手に替えてはいけないような気がしませんか。

そこで今回は、仏壇の買い替えはOKなのか? という疑問をはじめ、買い替える際の流れや費用、新しい仏壇選びのポイントなどを、わかりやすくご紹介します。仏壇について気がかりがある方には、この記事が気がかりを解消する助けになればいいなと思っています。

 

仏壇の買い替えはOK?

「仏壇は、一度迎えたら使い続けなければならない」と思っている方は、多いのではないでしょうか。実は、仏壇を買い替えてもまったく問題はありません。

そもそも仏壇は、仏さまやご先祖さまを供養する場所。毎日の生活の中で手を合わせやすく、無理のないかたちで供養できることが大切です。引っ越しをして間取りが変わったり、仏壇が古くなったりしたら、新しい仏壇に替える良い機会かもしれません。

しかも、仏壇は仏さまにとって家のようなもの。だからこそ、今の暮らし、そして環境に合った新しい仏壇を用意することも、立派な供養のひとつであるといえるのです。

 

とはいえ、買い替えによって使わなくなる古い仏壇を片付けるには、さまざまな準備が必要です。仏壇には「魂が入っている」とされているため、勝手に処分するのは避けなければなりません。まずは、お寺にお願いして「魂抜き(性根抜き)」の儀式をおこない、仏壇から仏さまの魂を抜いてもらいます。

その後、魂が抜かれた仏壇は、粗大ごみとして処分するか、専門業者に引き取ってもらいましょう。供養付きの回収サービスもあるので、安心して任せられる業者を選ぶのがおすすめです。

買い替えの流れと費用の目安

実際に「仏壇を買い替えよう」と決めたら、次は具体的な手順や費用について確認しましょう。ここでは、仏壇の買い替えに必要なことと、費用の目安について、わかりやすくまとめました。

新しい仏壇を購入

まずは、新しい仏壇選びからはじめましょう! ひと言で仏壇といっても、大きさや見た目など、デザインはさまざま。最近は、コンパクトでおしゃれな仏壇や、家具のようにインテリアになじむデザインも注目を集めています。

価格帯の目安:

・パーソナル仏壇(扉のない開放的なデザイン):8万円程度

・ミニ仏壇:10万円程度
・上置き仏壇(棚などに置くタイプ):15万〜30万円
・台付き仏壇(床に置く大型タイプ):30万〜50万円

ネットなどの通販で購入する方も増えていますが、実物を見て選びたい場合は、店舗に足を運び、実物を見てチェックするのがよいでしょう。仏壇本体とお参りに必要な仏具がセットになっているものも多くあるので、はじめて買い替える方は、こういったものを選ぶのもよさそうです。

 

古いお仏壇の引き取り

長年大切にしてきた仏壇は、ただそのまま処分するのではなく、お寺に依頼をして「魂抜き(性根抜き)」をしてもらいます。お坊さんへのお布施の相場は地域によって異なりますが、5000円〜3万円程度が目安と考えるとよいでしょう。

 

魂抜きが済んだ仏壇は、次のような方法で処分できます。

・自治体が回収する粗大ごみ(数百円〜数千円)
・仏壇専門の回収業者に依頼(1万円程度)
・お寺による供養付き処分(1万〜3万円)

また、最近は仏壇購入とあわせて古い仏壇を引き取ってくれるサービスをおこなっているお店もあるので、購入時に確認しておくとスムーズです。

 

新しい仏壇の納品&開眼供養

新しい仏壇が届いたら、忘れてはいけないのが、「開眼供養(かいげんくよう)」と呼ばれる魂入れです。仏さまの魂を新しい仏壇にお迎えする、大切な儀式です。

魂入れもお坊さんにお願いしましょう。お布施の目安は5000円〜3万円程度です。仏壇の納品日と合わせて、事前に開眼供養の予定も立てておきます。納品当日やその翌日におこなう方が多いようです。

 

新しい仏壇選びのポイント

せっかく買い替えるなら、今の暮らしに合った仏壇を選びたいですよね。最近は、昔ながらの大きくて立派な仏壇だけでなく、省スペース&モダンな仏壇が豊富にそろっています。

たとえば、リビングにもなじむ家具調仏壇や、棚の上に置けるミニ仏壇。色味もナチュラル系やダークブラウンなど、部屋のインテリアに合わせて選べる仏壇がたくさんあります。

 

【選び方のポイント】

・設置スペースに収まるサイズか?
・家族が日常的に手を合わせやすい場所に設置できるか?
・仏具を収納できるスペースや引き出しはあるか?
・お手入れがしやすい素材か?

仏壇の買い替えで、今までの仏具をそのまま使う場合は、すべて収まるサイズかどうかしっかりと確認しましょう。

 

設置場所は、直射日光・湿気・エアコンの風を避けられるところがおすすめ。仏壇を長くきれいに使うための大事なポイントです。また、リビングや寝室など家族が集まる場所に置くと、「ちょっとひと息」のタイミングで自然と手を合わせる習慣が生まれるかもしれません。高い位置だったり、奥まった場所にあったりすると手を合わせにくくなります。目線の高さや日常の動線も考えながら設置場所を決めるとよいでしょう。そして、気持ちよくお参りできる、自分らしい仏壇を選んでくださいね。

過去に、「私流、凝った仏具に気分もアガる!」

という記事でデザインに凝った仏具をご紹介しています。良かったら見てくださいね。

 

まとめ

仏壇は「買い替えちゃダメなもの」と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、暮らしや家族の変化に合わせて買い替えても特に問題ありません。「今の家にはちょっと大きすぎるな」「もっと手入れが簡単にできたらいいのに」そんな気持ちになったら、仏壇の買い替えを考えるタイミングかもしれません。

無理なく供養を続けられるように、暮らしの中に仏壇を取り入れられるといいですね。

参照サイト

https://www.hasegawa.jp/blogs/butsudan/butsudan-replacement?srsltid=AfmBOoqrUNFb-6UvcGIJ6Ht8uC6bbEHyPeeQ_eG5whl5TT78ku4RrzcD

https://www.e-butsudan.com/guide/2923/

https://lumiere8.com/qa/butsudan1-5

 

ほと子’s choice

買い換える際に、必要なアイテムをピックアップしました。ご参考にどうぞ!


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