【精進料理を作ろう!】ほとけの精進料理レシピ 春・免疫力を上げる編

春が来ました!ほとけの精進料理シリーズ、春編です。
免疫力を上げるレシピと、免疫力が下がるとどんなことが起こるのかについて調べてみました。

免疫とは?

免疫とは、体内で発生したガン細胞や外から侵入した細菌やウイルスなどを常に 監視し撃退する「体の自己防衛システム」のことです。 免疫の仕組みは実に精巧 にできており、いくつもの免疫細胞が協調しあって働いています。人間の身体の中 では毎日、がん細胞などの身体に害をもたらす細胞ができます。これに対して、さ まざまな免疫細胞が連動し、害をもたらす細胞を死滅させるように働くため、頻繁 に体調を崩すことはありません。 一般的にこの免疫システムは 15 歳までに出来上がります。20 歳を超え ると、免疫力は落ちて行くと言われています。

 

免疫力を上げるには?

免疫力を上げるには、大きく分て2つの大切なことがあります。まず1つは、

①腸内環境を整えること
腸活がブームにもなりましたが、腸が免疫細胞の7割を抱えているため、やはりとても重要な場所。
腸で働く善玉菌を増やすために、発酵食品は2種類摂取すると良いと言われています。ご自身の腸にどの発酵食品が効くのか、分からないことも多いですからね。
食物繊維を摂取することももちろんですが、腸内細菌のバランスがとても大切なのです。

そして、心身の健康のために大前提として大切なことは、
②自律神経を整えること
そのためには、まず
良質な睡眠をとる
身体を動かす
身体を冷やさない
そして、よく笑う!

さあ、今からでもぜひやってみてください!

免疫力が下がるとどんなことに?

⚫ ウイルス・感染症などにかかりやすくなる
⚫ 肌が荒れる
⚫ アレルギー症状(花粉症・アトピーなど)が生じやすくなる
⚫ 下痢をしやすくなる
⚫ 疲れやすくなる
⚫老化を早める

良いことは1つもありません。幸運まで逃げていきそうな・・・
と思ったら、それもそのはず。
幸せホルモンと呼ばれるセロトニン。「第二の脳」とも呼ばれている腸の働きによって、生成されている幸せホルモンがこの「セロトニン」です。なんと、セロトニンのおよそ90%は腸内で生成されているのですよ。
規則正しい生活、腸を元気にすること、そして運動で免疫力を上げ、幸せホルモンを大放出しましょう!

免疫力UPさせる食材

豆もやし

年間を通して見かける豆もやしですが、実は出荷量が1番多いのが春です。
大豆や緑豆等の豆類を種子とする「豆もやし」は、発芽させることによって豆の時にはなかったビタミンCが生成されるほか、肥満や動脈硬化の予防に効果のあるビタミンB2が豆のときよりも増加します。また、発芽の過程で、食物繊維やタンパク質は吸収されやすい形に変わり、カルシウム、鉄分も多く含まれます。一方、低カロリーなので欧米ではダイエット食品として注目されています。

ゼンマイ

一般的に山菜としてぜんまいと呼ばれるものには、「ぜんまい」と「ヤマドリぜんまい」の2種類があります。食用とするのは綿毛が残っている若い芽で、茎が短くやや太めで巻いている葉の表面がつるっとしていて少ないものを選ぶと良いと言われています。

春の山菜としてお馴染みのぜんまいには、腸内環境を整えてくれる食物繊維や、塩分を排出してくれるカリウム、肌によいビタミンCなどの栄養素を含んでいます。また、ぜんまいは低カロリーで、ヘルシーな食材です。
・β−カロテン
・葉酸
・カリウム
WHO(世界保健機構)のガイドラインでは、成人の血圧と心血管疾患、脳卒中、冠動脈性心疾患などの生活習慣病のリスクを減らすために、カリウムの摂取量を増やすことが強く推奨されています。
・食物繊維
・ビタミンC

また、渦を巻いたぜんまいの新芽が穴の空いた古銭に似ていることから「銭巻き(ぜにまき)⇒ぜんまい」が語源とされ、銭で財を築くという意味から、お正月などにも用いられています。その際は太くて長いほどいいとされ、縁起を担いで短く切らない「ぜんまいの一本煮」が出てくる地域もあるそうです。

からし菜

ピリッと辛味がクセになるからし菜は、非常に栄養価の高い緑黄色野菜です。
葉酸、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分などのミネラルに加えビタミンKβカロテンなどのビタミン類を豊富に含みます。
葉酸はたんぱく質や細胞をつくるときに必要なDNAなどを合成する重要な役割があり細胞分裂が活発な胎児の成長に役立ちます。

茹ですぎるとからし菜の特徴である辛みや食感が落ち、色も悪くなってしまうため、調理する際は火の通しはさっとで。

最近遺伝子組み換え種が確認されたようですので、購入の際には念頭においておくと良いかなと思います。

 

免疫力を上げるレシピ

さあ、これらの野菜を食べてみたくなりませんか?
今回は、野菜がたっぷり摂れる免疫力を上げるレシピをご紹介します。

春野菜の五食ナムルビビンパ

材料
・玄米 2合(今回は、白米1:玄米1にしました)
・大豆ミート 1袋
・豆もやし 1袋
・ゼンマイ 1パック
・からし菜(ほうれん草でも可)1束
・人参 1/2本
・きゅうり 1本
・醤油 ・砂糖 ・味醂 ・胡麻油 ・塩 ・酢 ・味噌(お好みで、コチュジャン)

作り方

①玄米を研ぎ、炊飯器の玄米モードで炊く。

②ゼンマイはザルにあげて乾煎りした後に醤油と味醂で下味をつける。

③大豆ミートをさっと水洗いしてから鍋に入れ、醤油と砂糖と水で味が染みるまで5分ほど煮込む。

④からし菜は、沸騰したお湯に5秒ほどさっと湯をくぐらせて、ざるにあげてよく絞り、5cmの長さに切る。

⑤豆もやしはひげをとり、塩ひとつまみ入れたお鍋で5分ほど茹で、ざるにあげておく。もしくは、電子レンジ600wで4分加熱し、軽く塩をふっておく。

⑥きゅうりは5mmの輪切りにして醤油とお酢、砂糖で浅漬けにしておく。

⑦人参は細めの短冊切りにして塩もみしておく。

⑧炊き上がった玄米ご飯を丼によそい、全てをきれいに盛り付ける。

⑨砂糖とすりごまを混ぜた味噌を中央にのせ、混ぜながらいただく。
(本来ならコチュジャンですね)

からし菜のピリッとした辛味が、唐辛子を使えない精進料理にはぴったりです!

 

ほと子’s choice

春になぜか体調を崩しがちなほと子が、今頼りにしているものを集めてみました!
特に、この玄米を食べてから玄米に対するイメージが変わったので、苦手な方にもおすすめです。

 

 

ホリホック 美しい玄米450g
880

 

 

マルコメ ダイズラボ 大豆のお肉レトルト 【大豆ミート】
¥996

 

 

糀屋本店 塩こうじ(糀・麹)200g 3本セット レシピ付き (大分県産米 長崎県産海塩使用)